【シンポジウム要旨】
科学技術の進歩に伴い、最新の医療機器が次々と導入されている。しかし、
これらは基本機能が同等であっても、メーカーやバージョンの違いによって
その配列デザインや操作性が異なっている。
これは多重課題を抱える現場においてヒューマンエラーの一要因となっている。
本シンポジウムでは、大山人間科学研究会会員が、医療機器の事例、デザインの
統一化が進む航空業界の事例を報告し、エラー防止策としてのデザインの規格統一を提言する。
【企画者・司会】 平田正治(東海大学)
【発表者】
- 医療機器とデザインの現状
- 「診療放射線機器の場合」 五十嵐博(群馬県立県民健康科学大学)
- 「放射線機器の使用状況と満足度」 篠田直樹(駿河台日本大学病院)
- 「医療工学の立場から」 阿部津江子(新潟医療生活協同組合木戸病院)
- 「看護の立場から」 石舘美弥子(湘南短期大学看護学科)
- デザインの共通化 横田友宏(エアーライン機長)
【指定討論者】 垣本由紀子(立正大学)
多くの方々のご参加をいただき、多数のご意見をいただくことができました。
今後は、官民・医工での連携を図ながら、医療従事者が使いやすい機器について研究を進め、
安全のための具体的なデザイン例を提案したいと考えております。
今回の発表内容は、
PDFでご覧いただけます。
本研究に関心をお持ちの方、ご協力いただける方、ご連絡ください。